さまざまなデータをUSBデータキャリアに保存したり、USBデータキャリアからデバイスのコントローラーにインポートしたりできます。 機能により、データあるデバイスから別のデバイスに転送できます。 障害が発生した場合、分析データをUSBデータキャリアで読み出して故障診断を行い、HB-Thermの担当者(www.hb-therm.com)に送信できます。 分析データ、「分析データを送信する」機能(→)を備えたe-cockpit App からも配信できます。 E-cockpit 機能

注記!

  • FAT、FAT32、exFAT、およびext2/3/4でフォーマットされたUSBデータキャリアがサポートされています。
  • 接続され認識された USB データキャリアは、基本画面にデータキャリア記号 () 付きで表示されます。
  • データ転送中は、基本画面ディスク記号 () が黄色に点滅します。
  • parameterdata 保存すると、設定したユーザープロファイル保存されます。

データ保存と読み込み

  1. USB ドライブ閉じる。

  2. ホーム基本画面で、メインメニューボタン () をタップします。
  3. [保存/読み込み] を選択します。

  4. バックアップするデータまたはロードするデータを選択します。

  5. ディスク記号 () をタップしてプロセスを開始します。
    → USBドライブのエクスプローラーウィンドウが画面に表示されます。

  6. 目的のディレクトリを選択します。
    → データはUSBデータキャリアにCSVファイルとして書き込まれます。 情報システムが自動的に開き、現在の進行状況が表示されます(→図)。
    → 充電すると、データデバイスのコントローラーに転送されます。 転送された値が許容範囲外の場合、デフォルト値にリセットされます。

データデザイン

USB ドライブ上のファイル名は、次の例に従って自動的に作成されます。 日付と時刻の情報、エクスポートの時刻に対応しています。 ファイル名がすでに存在する場合は、サフィックス [n] が自動的に追加されます。

引数

分析データには、対象を絞った障害分析に必要なカスタマーサービスに関連するすべての情報が含まれています。 エラーが発生した場合は、分析データ保存してカスタマーサービスに送信することをお勧めします。

ディレクトリフォルダー:

  • AnalysisData_<UnitBasicType>_<Serialnumber>_<YYYYMMDD>_<HHMMSS.zip

    例 → AnalysisData_HB-160Z61_1234-567_20230621_161301.zip

内容:

  • 履歴データ (現在の日にちと前日のディバイスデータ記録)

  • 運用データ
  • parameterdata
  • configurationdata
  • アラームログブック
  • ユーザーログブック
  • USR-61 システムログファイル

  • GAT-61 システムログファイル (Gate-6 が接続されている場合)

運用データ

運用データには、稼働操作時間数など、運用中に収集される情報が含まれています。

  • BD_<UnitType>_<Serialnumber>_<YYYYMMDD>_<HHMMSS.csv

    例 → BD_HB-100Z61-8-4T-A2-400_1234-567_20230621_161301.csv

内容:

  • 操作時間
  • ソフトウェア/ハードウェア情報
  • メンテナンスの進捗状況
  • 実行された機能の数
  • 回路 (バルブ、リレー) の数

parameterdata

parameterdata には、さまざまな機能の一般的な設定が含まれています。 エクスポートとインポートにより、このデータ保存して別のディバイス (例:アプリケーション固有の値 (設定値、温度/流量許容値) に転送できます

注記!

現在のユーザープロファイル属するパラメータのみがエクスポートされます (→メニュー構造)。

  • Par_<UnitBasicType>_<YYYYMMDD>_<HHMMSS>.csv

    例 → Par_HB-100Z61_20231118_161414.csv

内容:

  • パラメータ ID

  • [パラメータ名]

  • 単位を含むparameterdata(例:°C、K/min)

configurationdata

configurationdata には、デバイス固有設定が含まれます。 エクスポートとインポートにより、このデータ保存して別のディバイスに転送できます。たとえば、ディバイスボードを交換する場合などです

  • Conf_<UnitType>_<YYYYMMDD>_<HHMMSS>.csv

    例 → Conf_HB-100Z61-8-4T-A2-400_20211118_161414.csv

内容:

  • ディバイス構成

アラームログブック

アラームログブックは、メインメニューの [アラームログブック] タイルの下に表示されます。 発生した過去 100 件のアラームメッセージ時系列で表示されます

  • Al_<UnitBasicType>_<Serialnumber>_<YYYYMMDD>_<HHMMSS>.csv

    例 → Al_HB-160Z61_1111-777_20210419_084301.csv

内容:

  • 最近発生した障害レポート 100 件

ユーザーログブック

ユーザーログブックは、メインメニューの [ユーザーログブック] タイルの下に表示されます。 そこには、最近実行された200件のユーザーインタラクションが時系列で表示されます

  • UI_<UnitBasicType>_<YYYYMMDD_HHMMSS>.csv例 → UI_HB-160Z61_20230318_104235.csv

内容:

  • 直近200件のユーザーインタラクションを実施